第一考舎は、考作に関する研究結果や考作を助ける道具、言い換えれば、自分自身で物事を考えるための思考支援ツールについて掲載している場所です。
ー> 考作
ー> 第一考舎で扱う範囲
ー> 第一考舎が目指すこと
■ 正門 ■ | |||||||
更新情報 | 廊下 | ||||||
準備室 | 考作室 | 図考室 | 研究室 | 資料室 | 迷想室 |
下記のように、部屋ごとに主題を分けてあります。
各部屋の画面左に、部屋を移動するためのボタンがあるので、ご利用ください。
今いる部屋が 青ボタンです。グレーのボタンをクリックすると、その部屋に移動できます。
画面右には、各室内を移動するためのボタンがあります。
情報 | ⇒ | 考作 | ⇒ | 考え |
物 |
第一考舎では、「その人にとって役に立つ考えを思いつくこと」を考作と名づけています。
考作を言い換えると、問題に気づいても求める答えを、直ぐには思いつかないときに、「さぁ考えるぞ」と意識して考えることです。
第一考舎で扱うのは考作ですが、これは考えるという行為の一部分です。
考えるという行為は、大雑把に言えば考作と評価という二つの部分に分けられます。
一つ目は考作の段階であり「何を考えるのかを決めると頭に考えが浮かぶ」という段階です。
二つ目は評価・判断の段階であり「その思いついた考えが役に立つのかどうか、良いのかどうかといった評価、あるいはそれを他人に伝えるのかどうか、書くのかどうか、行動に移すかどうかといった評価・判断をする」段階です。
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↓ | ↑ | |||
考作 | ⇒ | 評価・判断 | ⇒ | 実行 |
↑__ | _ | ↓ |
評価でダメなら考作しなおすし、実行した結果を評価してダメなら考作しなおすことになります。
このように考えるという行為には考作と評価・判断という二つの段階があり、更にその考えを実行する場合もありますが、第一考舎で扱うのは考作です。評価や実行に関しては、ほとんど触れません。
また、人間は、五感の中で視覚の情報を最も多く利用しているので、考作の中でも、視覚を活用するために図を利用する方法を特に「図考」と名づけました。
近年急速に進歩している脳科学などの最新の研究結果も取り入れて、考作を、より理想に近づけることを目指しています。
「もっと上手く考作するには、どうしたら良いか」、「役に立つ考えを、いかに速く思いつけるか」です。
「考える」あるいは「心」といったことについては、古く紀元前から哲学の分野で主に論理的に考え抜くことによって研究されていました。
その後19世紀に心理学が誕生し、科学的な実験や統計手法を利用して実証をしながら研究されるようになりました。
更に20世紀後半からは、認知心理学、認知科学、認知神経科学、情報工学、創造工学など様々な分野で研究されています。
しかし、このような研究が行われているにもかかわらず、いまだに心がどのようにして生じているのかや、なぜ自分の考えを意識できるのかなど、基本的なことも分かっていないのが現状です。
とはいえ、心や考え、そして記憶などの働きに関係している脳の場所や、脳神経細胞間のつながり方などが、少しずつ分かってきているので、それらの研究結果も利用しながら、「もっと上手く考作するにはどうしたら良いか」を模索しています。